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ブログ記事
子どもは大好き。でも、一緒に遊ぶのはつらい。——親子遊びを「親 × 活動の適合」から考える
子どもと食事をする。話をする。一緒に料理をする。散歩に出る。お風呂に入る。そういう時間は好きなのに、ミニカーを何度も同じ道に走らせたり、子どもだけが知っているルールに従って遊んだりする時間になると、数分でもひどく退屈で、早く終わってほしいと思う。 これは「子どもと一緒にいるのが嫌」ということなのだろうか。Small Research #001は、この小さな違和感から始まった。 最初に分かったこと 2020年に開発されたParent Play Questionnaire(PPQ)は、0.3〜2.5歳の子どもを持つ計414組を対象に、親子遊びの頻度だけでなく、親の遊びへの態度も測定した。項目には、遊びを負担に感じることや、一人で遊んでくれる方が都合がよいと感じることも含まれる。つまり、親側の「遊びをどう経験するか」は、すでに研究対象になっていた。 親子遊びの何が、ある親には楽しく、ある親には耐え難いのか。 「もっと遊べばいい」だけでは説明できない 親子遊びには発達上の意味がある。39研究を統合した2022年の事前登録済み系統的レビューでは、遊び中の親

Mee
9月25日読了時間: 5分
AIで楽になるほど、「自分がつくった」は薄れる?——心理的所有感から考えるAgency
AIに手伝ってもらって、短い時間で良いものができた。 それなのに、完成したものを見て「これは自分がつくったものだ」と、どこか言い切れないことはないでしょうか。 効率が上がることと、自分が行為の主体だと感じられることは、同じではないのかもしれません。 AIの自動化は、負荷だけでなく「自分のもの」という感覚も下げる Wenting Heによる2026年の研究『Subjective task load and psychological ownership in generative AI collaborative music creation: mechanisms shaping creators’ state sense of agency』は、生成AIとの音楽共同制作を使って、この問題を実験的に調べています。 研究では162人を、AIの自動化度が低・中・高の条件と、音楽経験の違いに分けて比較しました。その結果、AIの自動化度が高いほど、参加者が感じるタスク負荷は下がりました。一方で、成果物への心理的所有感と、「自分がこの結果を生み出した」とい

Mee
9月19日読了時間: 3分
AIを止めるルールを、人間は一緒に守れるか——AI安全の「Human Governance Problem」
AIが危険な行動をしないようにするには、モデルを安全にすれば十分なのでしょうか。 昨日のHYMY Journal候補では、2023年から2026年9月までにAIへの警鐘がどう具体化してきたかを整理しました。今日は、その一段外側にある問題を考えます。 安全策が分かっても、全員が守るとは限りません International AI Safety Report 2026は、一般目的AIの能力が急速に向上する一方、リスク管理の枠組みには定量的な基準や証拠の空白が残っていると整理しています。 政策側には難しい時間差があります。十分な証拠を待てば対策が遅れ、早く動けば不確かな規制になる可能性があります。同報告書はこれを「evidence dilemma」と呼んでいます。 さらに2026年9月、問題は一社の安全技術だけでは解けない形で表面化しました。AnthropicのDario Amodeiは、frontier AIの進展を安全対策に合わせるため、企業間の安全協調と政府・国際的な調整を求めました。9月17日には米司法省高官が、AI安全を目的とした企業間協調は

Mee
9月18日読了時間: 4分
AIが同じでも、「助手」か「上司」かで人の自由は変わる——Role Authorityという設計
AIが同じ能力を持っていても、「助手」として使うのか、「同僚」として一緒に考えるのか、それとも「上司」のように指示を受けるのかで、私たちの感じ方は変わるのでしょうか。 AIとの関係で大切なのは、どこまで仕事を任せるかだけではないかもしれません。AIをどんな立場に置くかも、人間のAgencyを左右する設計変数になりそうです。 AIの役割が変わると、人間側の心理も変わる Ciftci(2026)の探索的研究では、ビジネスプロセスをモデル化する課題で、AIをreactive assistant、co-modeling colleague、authoritarian supervisorという異なる役割に置いて比較しました。AI Assistant条件は、余計な認知負荷を抑えながらcompetenceを支え、利用者のagencyを取り除かない構成として最も好ましい結果を示しました。 同じ著者の枠組み研究では、assistive、collaborative、supervisoryといった役割配置自体を、delegation・oversight・accoun

Mee
9月18日読了時間: 2分
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